植物や山や自然が好きで、愛知県勤労者山岳連盟で一般登山講座を3ヶ月間受講したのが私が登山を始めたきっかけでした。縁あって飛騨山脈の麓・高山市に移り住み、５年目を迎えました。飛騨は祖母や母の暮らした場所でもあります。
いつもの展望台で「あんな山やその関係で仕事ができたらな～」と思っていたら、仕事の話が舞い込んできたので、不思議としか言いようがありません。
沢山の諸先輩方に支えられながら、飛騨の山に携わっています。
ホームマウンテンとも言うべき中部山岳国立公園　乗鞍岳では、高山植物を守る自然保護員として、あるときは山小屋のスタッフ、またあるときは自然観察ガイドとして日々活動しております。冬は乗鞍山麓のスキー場にもいます。
私にとって「山」とは、当たり前が当たり前ではない場所です。普段の生活では考えもしない、水があること、天気が良いこと、健康で歩けて、食事が美味しいこと、すべてが有難いと感じます。大事な事を忘れがちな毎日の中で、ふと我に返れる、そんな場所です。
私たちが普段受けている飛騨の山の恩恵は数え切れず、人々の暮らしや生活に密着した宝の山が沢山転がっています。その１つ１つを大切に守ってきた、先人の知恵を忘れることなく、後世にも伝えてゆけるガイドを目指しています。
若い人、地元や都会の子供たちにも積極的に山に身を置き、母なる飛騨の自然を親しんでいただきたいです。乗鞍山麓でお待ちしています。
すべて自然体で。